大阪彩都の加子母子屋は前回の外部仕舞いが進行中の中、内部では大工工事、設備配管・配線工事、各検査が進んでいました。
給排水・電気・ガス設備の配管・配線。
第3者機関(JIO)による構造躯体検査。
もう一つの第3者機関(ジェイネット)による構造躯体検査。 躯体検査は別機関で2回行います。
そのなかでも今回は、吹き付け断熱について見ていきます。
加子母子屋では、アイシネンと呼ばれる吹き付け断熱を採用しております。アイシネンはカナダで生まれた断熱材で、断熱性能と高い気密性能に加え、調湿性・透湿性のバランスがよく結露が起こりにくいと言われています。また、水で発泡するため、シックハウス症候群の原因とされているホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)の発生も低く抑えられています。
アイシネンの吹き付けには、「スプレイヤー」と呼ばれる吹き職人とでも言いましょうか、施工精度の認定を受けた人が吹き付けます。吹き付けムラや施工すべき箇所など把握し、確実な施工力で、アイシネンの性能は確保されています。
基礎断熱と土台の取り合いも吹き付け、気密性を確保します。
施工前と
施工後です。
寒い冬の時期ですと、吹き付け後の室内の暖かさが非常によくわかります。断熱材は断熱性能の目がいきがちですが、気密性を確保しないとそもそも断熱性能が発揮されないとうことが起こります。加子母子屋では、気密性能の指標であるC値が0.8~1.2の値を確保しています。
この後、吹きあふれた断熱材をカットし、内部の面材を張っていきます。
次回は、大工さんの内部造作工事をリポートいたしますので、お楽しみに!
中島工務店 神戸支店