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scene07:テマヒマは美徳

投稿日/ 2016年4月20日

2016年4月20日(水)

下呂市金山町で建築中の「咲湊ヴィラ」では、4月30日(土)・5月1日(日)の完成見学会2Daysに向けて、仕上げ工事が佳境を迎えています。とは言え、先日現場を訪れた際にはたまたま左官職人さんが一人で静かに作業をしていました。160416-左官01

左官職人さんのその日の作業は玄関土間の「豆砂利洗い出し」の最終段階。豆砂利洗い出しは日本でも古くから用いられている工法で、レトロな雰囲気とタイルにはない手づくり感があり、「中島とつくり家」では玄関土間仕上げの筆頭となっています。160416-左官02

「豆砂利洗い出し」にはバリエーションがあります。豆の大きさや色合い、添加量で趣が変わりますし、樹脂で豆砂利を固める乾式工法もあります。「咲湊ヴィラ」では、「黄華2分(6mm)」と言う豆をモルタルに混ぜて土間に塗り付け、乾き具合を見計らって水洗いする本来の洗い出しを採用しています。玄関の段の角にはモルタルボーダーを設けます。豆砂利で角を作ると、長い間には豆が削れてクランキーチョコレートの断面のようになってしまうことがあります。ボーダーで縁どることによって角が強化されデザイン的にもシャープな趣になります。更に、そのボーダーと豆砂利の取り合いに目地を設けます。目地を入れることで更に繊細さが増します。どちらも余分に手間暇が掛かりますが、手間暇を惜しまない姿勢を大切にしたいと日頃より思っています。

完成見学会では、是非とも玄関の土間仕上げの繊細さにも注目して頂ければと思います。

中島 大地