☆中島工務店メールマガジン10月号☆ vol.40 2013年10月9日配信☆

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  • 1 中島工務店からのお知らせ
  • 2 季節の扉  〜代表取締役 中島 紀于〜
  • 3 森の不思議 〜中島工務店 総合研究所 中川護〜
  • 4 住宅豆知識

*⌒*⌒【 中島工務店からのお知らせ 】 ⌒*⌒*


●2 季節の扉

十月に入った。まだまだ暑い日が続く。台風も次からつぎへと発生する。稲の刈り入れはすんだが少しも秋らしくない。田圃の牧草も山も緑が若々しい。我家の庭の草花も異常に暑かった夏を乗り越えて少し涼しくなったので元気を出して今や盛りと咲いている。
それでもやはり十月だ。我家の庭のピラカンサスは枝一杯に実をつけた。青空に映えて黄色がとてもきれい。雪の中で鳥たちの大切な餌になる。紫式部もきれいな紫色になってきた。秋明菊は肉厚の花びらが陽の光に透けてとても優しいピンクが素適だ。コスモスはこれこそ赤と言わんばかりに輝いている。
箒で掃いたような雲は秋、入道雲は夏、空にも秋と夏が入り交っている。
今朝はプレカット工場まで歩いて行って歩いて帰った。往復5KM。稲刈のすんだ田圃の匂いとそよ風に包まれて真青な空と強い秋の日差しの下で両手を思いっきり振って、大股で歩くと天下を取ったような気分だった。

 

中島 紀于代表取締役 中島 紀于
ブログ書いてます>>> http://norio.kinoie.in/



●3 森の不思議

森林と家づくり 3  カラマツ材の利用(2)

先月に続いて「カラマツ材」について書きましょう。カラマツは曲がる、狂うという欠点ばかりが表面化して、カラマツの良さ、利点が語られることがあまりありません。多様化する木材利用の場合も、これまでの認識や見方を変えればカラマツの利点が生きてきます。日本固有の天然カラマツは限られたエリアしか残っていないので目立ちませんが、春の柔らかな黄緑の芽吹きはとても素敵です。また、秋の夕日に映える黄褐色の景色は天竺の雲のようです。アメリカの作家ハリーハリソンのSF小説「人間がいっぱい」の映画版(1973)では、人間増加で資源が枯渇し人間が生きられる限界と化した50年後の未来社会アメリカ・マンハッタン市。安楽死を選んだ老人が訪れる「ハウス」では、この世の最後に差し出されたワインを飲みベッドに横たわると、美しい地球上の自然の景色が部屋中のスクリーンに映し出され、カラマツの紅葉シーンワンカットは印象深く覚えています。
また、材質についていえば、あちこち出回るほどの量はありませんが天然のカラマツ材は樹齢が多いものほど材質が優れ、赤褐色の光沢があって素晴らしく、内装材や家具材として優れています。
さて、カラマツの研究といえば東京大学教授嶺一三博士です。先生は大学を卒業後東大兼務のまま林業試験場に勤務し、「収穫表に関する基礎的研究と信州地方カラマツ林収穫表の調整」(1955年)は、国有林に勤務した当時の貴重な教材で、収穫(予想)表作成のお手本でした。収穫表とは、ある樹種の成長条件が近似している地域において、その樹種が同一の取扱法で施業された場合の単位面積から生産される材積やその径級、樹高などの基準的数値を年齢や地位(土地の善し悪し)ごとに示した表です。
また、病気に関しては、かつて東北地方、北海道で大発生した「カラマツ先枯病」で、林業試験場等による多くの研究報告があります。いずれもカラマツの生育期間中の風当たりのよい場所に被害が著しいことが明らかになって、保護樹帯などで風当たりを少なくすることによって発生を激減させることができることも解明されました。
カラマツは、育苗(種を播いて苗を育てること)が容易であること、植樹の場合に苗の活着が良いこと、寒さに強く瘠せ地でも育ちやすいこと、初期の成長が早いこと、病気に強いことなどから造林樹種としては優等生で、木材需要が大幅に増加することが予測された戦後の植林全盛期時代には、カラマツのような短伐期(生育期間が短く早く収穫ができる)林業が台頭し、その花形として多くの造林地がつくられました。
しかし、今から考えると「カラマツを短伐期にしたのは謎(なぞ)」とさえ思われるところがあります。将来の収穫量をより多く見込むために成長予測を恣意的に早め、伐期齢を早めた政策がとられたのではないか。そんな疑惑が脳裏をかすめるのです。
この夏、かしも木匠塾に参加した大学生から、「森林の収穫時期はどのように決められるのですか。」と質問されました。この答えは少し専門的になりますが、森林の「伐期齢」で決められるのです。伐期齢とは、森林の収穫時期を定めたもので、果物や農作物と同じように森林の収穫時期を表すものです。森林は植林してから長い期間を要して成長し、大きくなると木材として利用されますが、その「成長量の年平均が最大となる時期」としています。厳密には、伐期総平均成長量(伐採する時の材積(間伐材積も含む)を伐採年で除した値)が最も多い時期を指します。つまり、カラマツのように70年80年生になっても成長力が旺盛な森林は当然伐期齢は遅くなるのです。ところが、スギやヒノキに比べてカラマツの寿命を恣意的に短く設定し、早い時期に伐期齢を設定することによって、収穫量を多く予測するトリックを仕掛けたのではないか。そんな疑問すら浮かぶのです。まじめに考えれば、当時は高齢級になったカラマツ人工林の森林が少なかったこともあって十分な資料を得られなかったので、カラマツの伐期齢を45年程度と早めた計画がつくられたのです。結果的に、まだまだ育ち盛りのカラマツ林を短命だと決めつける(仕掛け)結果となったのです。
今になって、その林齢を過ぎてもなお堂々と成長を続けているカラマツ林を見るたびに、愛おしさなど呵責に苛まれます。森林計画を樹立するうえで、伐期齢は決められたルールで理論的に(ある面では機械的に)決めなければなりませんが、この場合でも、実際の伐採は利用径級を考慮して決定することとしているので、必ずしも機械的に森林が伐採されることはありません。
さらに、木材の材質については、樹木は全て髄から1年ごとに外側に年輪が数を重ねて成長しますが、形成層(お母さん細胞)が年齢を増してから生む細胞は(樹齢が高くなるほど)曲がり・狂いが少ないことが明らかになりました。そのため近年になって需要構造の変化もあり、長伐期大径材生産を指向する施業が行われるようになりました。
橋爪丈夫先生(長野県林業総合センター)の論文「長野県産カラマツ構造材の強度特性に関する研究」は、多くの既往の研究を踏まえカラマツ材の利用に関する詳細な研究が進められました。一方、業界においても木材の乾燥技術が高度に発展しカラマツの利用は拡大しています。
長い期間を要して成長を続けるカラマツの森林やその木材が、SF小説ではなく、今後さらに50年後となれば、枯渇寸前の木曽ヒノキやケヤキの天然木を超えて貴重な高級品になることは必至でしょう。

中川 護(中島工務店 総合研究所長 中川 護 )



●4 住宅豆知識

すまい給付金

前回の住宅豆知識をお休みさせて頂いている間に、政府は来年4月以降の消費税増税を正式に発表しました。前々回のメルマガの住宅知識のコーナーでは増税に伴う住宅関連税制と「すまい給付金」の概略をご紹介しましたが、今回はその中の「すまい給付金」を詳しくご紹介します。

「すまい給付金」では、住宅取得者の負担を軽減するため最大で税率8%時に30万円、10%時に50万円の現金を国が給付します。実施期間は2014年4月から2017年12月です。

これは住宅ローン減税の拡充では負担軽減効果が十分に得られない中低所得層に対して住宅ローン減税と合わせて消費税引き上げによる負担の軽減を図るものです。又消費税引き上げ後の駆け込み需要反動減を抑制する目的もあります。

給付額:
収入額(都道府県民税の所得割額)によって給付基礎額が決まり、給付基礎額に登記上の持分割合を乗じた額が給付されます。以下が収入額に対する給付額の目安です。

 消費税率8%時(2014年4月〜15年9月入居)
  年収425万円以下 30万円
  年収425万円〜475万円 20万円
  年収475万円〜510万円 10万円
 消費税10%時(2015年10月〜17年末入居)
  年収450万円以下 50万円
  年収450万円〜525万円 40万円
  年収525万円〜600万円 30万円
  年収600万円〜675万円 20万円
  年収675万円〜775万円 10万円

給付対象:
新築住宅/中古住宅、又ローンあり/なしで異なります。
新築住宅において。住宅ローンを利用して購入する場合は、床面積50m2以上で、住宅瑕疵担保責任保険へ加入した住宅、又は住宅性能表示制度を利用した住宅など施工中に検査を受けていることが条件です。住宅ローンを利用しない場合は、施工中に検査を受けていることに加え、フラット35Sと同等の基準を満たすこと等が条件です。
中古住宅において。住宅ローンを利用して購入する場合は、既存住宅売買瑕疵保険への加入など、売買時に検査を受けていることが条件です。住宅ローンを利用しない場合は、50歳以上で年収の目安が概ね650万円以下の者が取得することが条件です。

申請方法:
申請者は住宅取得者で、住宅事業者等による手続代行も可能です。給付金受領者は住宅取得者で、住宅事業者による代理受領も可能です。入居後に給付申請書及び確認書類をすまい給付金事務局への郵送またはすまい給付金申請窓口への持参により申請となります。申請書類提出から給付金受領まで概ね1.5カ月〜2カ月程度を想定しています。

更に詳しくは、http://sumai-kyufu.jp/application/about/index.htmlをご覧下さい。

(本社 中島 大地)

○メール配信の解除、アドレスの変更はこちらからできます。
https://d.blayn.jp/bm/p/f/tf.php?id=npsg

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